
STAUB/ストウブは、フランスのアルザス地方で生まれた鋳物(いもの)ホーロー鍋です。世界中でプロの料理家から一般家庭まであらゆる人々に愛されています。その最大の特徴は、①密閉性が高く無水調理ができる、②「アロマ・レイン」と呼ばれるストウブ 独自の仕組みで素材本来の旨味を閉じ込める、点です。カレーやシチューなどの煮込み料理をストウブで作って初めて食べたら感動したという人は、少なくないと思います。ご飯を炊いたら、今まで見た事ないくらいふっくら炊き上がったことに驚いた人も多いと思います。
少しお値段が高いですが、とにかく美味しいお料理を食べられるのでおすすめです。結婚祝い、出産祝い、退職祝い、還暦祝いなどお祝いのプレゼントにも最適です。私も家族や友人にいくつもプレゼントしました。
そんなSTAUB/ストウブの魅力とおすすめの種類についてご紹介します。
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STAUB/ストウブの魅力
①無水調理ができる

STAUB/ストウブは、通常の鍋に比べてとにかく重たいです。この蓋の重さが密閉性を高め、素材から出る水分だけで調理する無水調理を可能にしています。無水調理は、その名の通り水分を入れずに調理する方法です。これにより、素材の旨味が流れ出ることを防ぎ、栄養も旨味もギュッとなった出来上がりになります。STAUB/ストウブを使っておうちでも簡単に無水調理ができることが人気の理由です。
②「アロマ・レイン」がある


「アロマ・レイン」とは、ストウブ 独自のもので「食材の旨みたっぷりの水分を鍋内部で循環させるストウブ独自の仕組」です。蓋の裏には「ピコ」や「システラ」と言われる突起が付いています。これがいい働きをします。鍋の中で蒸気となった水がピコに水滴となって付き、食材に満遍なく降り注ぐ。この水分のサイクルが食材を美味しく仕上げてくれるのです。
③IH、オーブンでも使える

IHを使う家庭が増えている中、IHに対応しているかは重要な点です。ストウブは直火はもちろんIH(100V、200V)にも対応しています。ノブ(つまみ)部分が高温に対応しているため、オーブン調理も可能です(250℃まで対応)。オーブンに入れて後はほったらかすだけという、簡単な料理も作れるので便利です。
食洗機も対応しています。
④心躍るカラーバリュエーション

ブラック、バジルグリーン、チェリー、グレーなどカラーバリュエーションが豊富です。ル・クルーゼと比較するとシックな色合いが特徴です。どの色を買おうか迷ってしまいます。ストウブ好きの人は、違う色でいくつか持っている人も多いと思います。そのまま食卓に出してもお洒落で、保温効果もあるため、温かい料理を振る舞えます。ストウブが食卓にあるだけでうれしい気持ちになります。
⑤焦げ付きにくい仕様
お鍋の内側はザラザラとした加工がされています。黒マットエマイユ加工と言って、ストウブ独自の加工です。細かな凹凸は油なじみがよく、食材の接点が少なくなり焦げ付きにくい仕様になっています。
万が一焦げ付いた場合は、重曹と水を入れて加熱すれば、ペロリと焦げが剥がれます。決して硬いスポンジなどでゴシゴシしないようにしてください。お手入れの方法などは、公式ホームページや購入した時に付いてくる注意書きなどを参考にしてください。
⑥実は経済的(熱伝導がいいから弱火でいい)
鍋自体のお値段は、他の一般的な鍋に比べて少しお高いです。20cmのピコ・ココットは3万円程度します。ただ、お料理をする際は、熱伝導がとにかくいいため、弱火〜中火での調理が中心です。無水調理や蓋をして煮込む際は、弱火で十分です。電気代やガス代の節約になります。
デメリット
ストウブの鍋はとても素晴らしいもので、おすすめのお鍋ですが、もちろんデメリットもあります。
①とにかく他の鍋と比較して重たい、②鍋蓋のノブ(つまみ)は熱くなるため、加熱後は鍋つかみが必要、③定期的なお手入れが必要(シーズニング)、この3点だと思います。
重さは、出し入れの時や洗う時に気になりますが、調理中は鍋を動かすことがないため気になりません。ストウブ好きからすると、この重さで美味しい料理が食べられると思うと、重さも愛せるようになり、気にならなくなってきます。
鍋つかみを使う習慣がない人は、ストウブを買うと必ず必要になるため、キッチンのそばには必ず置いておくといいです。もちろんその辺にある布巾でもOK。定期的なお手入れは頻繁には必要なく、ほんの数分で終わります。素敵な鍋を長く使うために、少しですが手間をかけます。
STAUB/ストウブの選び方
鍋の種類から選ぶ
定番のピコ・ココットにはラウンドとオーバルがあります。どちらも無水調理ができ、鍋としての性能は同じようなものです。
ピコ・ココット ラウンドは定番であり、サイズもカラーも豊富

長い野菜や魚・塊のお肉をそのまま入れたい場合はオーバル

野菜は切るし、魚も肉も切って鍋に入れるから丸い鍋で十分調理できるという人はラウンド型をお勧めします。
他には、焼いてから煮込む料理が得意な浅型のブレイザー・ソテーパン、和食が得意な鍋底に丸みがあるワナベ/WA-NABE、美味しいご飯を炊くラ・ココット de GOHANなどがあります。
ブレイザー・ソテーパンは焼いてから煮込む(蒸す)料理が中心の人におすすめ
和食の煮物やお味噌汁中心に作りたい人はWa-NABE (ワナベ)がおすすめ
ピコ・ココットの容量
ピコ・ココット ラウンドのサイズは、直径10・14・16・18・20・22・24・26・28・30・34cmがあります。
1人〜2人のメインのおかずは16・18cm、後々サイドディッシュ用に
10cmは、1人分のサイドディッシュや小さなおつまみ、ソース作りに使えます。IHコンロによっては使えない場合があるため、確認してから購入しましょう。
14〜18cmは、1人分のメインディッシュ、2人分のサイドディッシュが作れる容量です。1人分のご飯や麺をそのまま食べることもできるので便利です。鍋はとても熱いので注意が必要ですが。見ると意外と小さいので、たくさん食べる、2人になる可能性があるなどの場合は、一つ大きいサイズを買っても良いと思います。18cmを1〜2人でメインディッシュに使用し、後々家族が増えたらお味噌汁や煮物などのサイドディッシュ用に使うのもおすすめです。
20cm以上は重たいのでなかなか使えないと思う場合に、この小さいサイズを最初に選択するのもOK!
20・22cmはファーストストウブにおすすめ!

20・22cmは、3〜4人分のメインディッシュ、5人分のサイドディッシュを作ることができる容量です。毎日の家族のおかず作りに大活躍します。それなりの容量があって、重たいながらも毎日使える程度の重さです。子供が成長してもりもり食べる様になると、メインディッシュ用に20cmでは少し小さく感じるかもしれません。その場合、サイドディッシュ用に変更して、容量の大きい24cmのラウンドや27cmのオーバルを買い足すのがおすすめです。
4人家族のたっぷりメインディッシュ用は24cm以上を

24cmは、カレーやシチューなどの煮込み料理を4人家族分たっぷり作れる容量です。作り置きのおかずを作るのにも十分な大きさです。
26cm以上は、パーティーなどの大人数の時に活躍してくれます。容量も大きく、重たいため、用途(どんなものをどれだけ作るか)をしっかり決めてから購入するのが良いでしょう。また、自宅のコンロやオーブンで使用可能な大きさかチェックすることも忘れない様にしてください。
のどかな暮らしで愛用しているSTAUB/ストウブ鍋
のどかな暮らしでは、3つのストウブを愛用しています。一番定番のピコ・ココット ラウンド 20cm と、ピコ・ココット オーバル 27cm 、ソースパン 10cmです。
ピコ・ココット ラウンド 20cm

最初に購入したのはピコ・ココット 20cm ラウンドです。1人暮らしだと、14、16、18cmが使い勝手が良いですが、週末に作り置きカレーなどを作っていたため、それなりの容量があるお鍋にしたくて20cmを選びました。また、ストウブは一生もの。後々結婚して、子供が生まれる可能性も考慮して、購入しました。20cmにして正解でした。今では家族のおかず作りに最適な大きさで毎日のように活躍しています。
初めてのストウブは、18・20・22cmがお勧めです。24cm以上になるとちょっと大きいので、用途(どんなものをどれだけ作るか)を明確にしてから購入した方が良いです。
色はマスタードを使っています。素敵な色ですが、今は廃盤になったようです。
ノブ(つまみ)は、別売のブタちゃんに付け替えています。
使用しているピコ・ココット ラウンド 20cmは下記を参考にしてください。
ピコ・ココット オーバル 27cm

結婚してから購入したのがピコ・ココット 27cm オーバルです。より大容量の作り置きが必要になったこと、魚などラウンド型では入らない食材もストウブで調理したくなったことが購入のきっかけです。大きいサイズは、23・27・29・31・33・37・41cmがあります。掃除のしやすさからキッチンはIHを選択しているため、①IHでも火が通りやすい大きさ、②苦なく持てる重さ、を考慮して27cmにしました。29cmはちょっと大きいかなと思いました。
鍋を大きくすればするほど、IHのコンロからはみ出るため、端の方は直接火に当たらない可能性があります。お使いのコンロでどの大きさの鍋まで対応しているか確認してから購入した方がいいです。
色はグランブルーを使っています。
ソースパン 10cm
ポークソテー やチキンソテー など簡単なお肉料理に様々なソースをかけて食べたくて、ソースパンを購入しました。でも実際は、離乳食作りに最も活躍して、それ以外はあまり出番がありません。朝ごはんの卵料理や、スープ、蒸し野菜などには便利そうですが、1〜2人分しか作れないため、家族が増えると、もう1つ必要になる大きさです。
STAUB/ストウブ で作る簡単で美味しい【のどかな暮らし】のレシピ20選
鶏肉のトマト煮込み〜すりおろし野菜が決め手!

調理時間:25分
すりおろしにんじんと玉ねぎで優しい甘さに仕上がる鶏肉のトマト煮込み。粉をまぶして鶏肉を焼く→トマト缶と野菜を入れて煮込むというシンプルな工程です。少し時間はかかりますが、調理時間のほとんどが放置なので、手が空きます。このトマト煮込みは甘味を存分に楽しみたい+甘味に砂糖は使いたくない、という思いからすりおろし野菜を使うことにしました。にんじんと玉ねぎのすりおろしが入ることで、ホールトマトとよく絡み、甘味を加えてくれます。砂糖がなくても野菜の甘味だけで十分美味しい時短トマト煮込みが完成です。試行錯誤の末できた”時短でも作れるトマト煮込み”は、我が家では何度も食べたい定番料理になりました。
鶏肉のさっぱり煮〜アドボ風〜

調理時間:30分
鶏肉をお酢で煮込んで柔らかく仕上げるフィリピン料理「アドボ」。フィリピン料理と言っても、日本の調味料だけで作れます。お酢、醤油、砂糖が基本の調味料です。日本でよく見かける「さっぱり煮」とほとんど同じです。お好みでよりエスニック風味にしたい場合は、ナンプラー やココナッツミルクを追加してください。なくても十分美味しいです。ご飯と一緒に盛り付けて食べるのがおすすめです。お酢を100ml入れますが、煮込むので、まろやかな酸味になります。”うわ〜酸っぱそう”と思うかもしれませんが、本当にまろやかです。このまろやかなお酢と醤油のバランスがよく、どんどんご飯が進みます。お試しください♪