調理時間:25分
カチャトーラは、イタリアの鶏肉煮込み料理。今回はローマ風のトマトなしのレシピです。
我が家のカチャトーラは、白ワインビネガー(なければお酢でOK)、白ワイン、水でシンプルに煮込みます。
コンソメやブイヨンも入れません。味付けは塩だけ。なのにとってもコクが出てトロッとしたソースが出来上がり美味しいんです。
工程もシンプルで、粉をつける→こんがり焼く→煮込む、だけ。
他のレシピも同じですが、粉をつけて焼くとお肉の旨みが逃げないのでしっとり仕上がり、ソースもとろりとします。
この一手間が全体の美味しさの秘密です。
お肉はしっかり焼き色をつけるので、焼いている間はあまり触らず放置してOK。煮込んでいる間も放置でOK。
調理時間のほとんどは焼くか煮ている時間なので、手が空く簡単レシピです。
見た目は地味ですが、我が家の簡単&大満足メニューの一つです。ぜひ試してみて下さい。
材料
(2人分) | 補足 | |
鶏もも肉 | 2枚 | |
塩 | ふたつまみ | |
小麦粉 | 適量 | 1 |
じゃがいも | 2個 | 2 |
にんにく | 1片 | 3 |
ローズマリー | 1枝 | 4 |
オリーブオイル | 大さじ2 | |
白ワインビネガー | 大さじ3 | 5 |
白ワイン | 大さじ3 | 6 |
水 | 200ml |
材料の補足
- 小麦粉は薄力粉、強力粉どちらでもOK。強力粉の方がカラッと焼けるので美味しいです。なければ薄力粉でOK!
- 今回はじゃがいもだけを入れました。お好みで玉ねぎ、きのこ、インゲンなどを入れてもOK。好きな野菜で楽しんでください。
- にんにくは生のものを使います。チューブだと焦げてしまうので生のにんにくを準備して下さい。1つ買って余ったら、1片ずつ離して、ラップに包んで冷凍用保存容器に入れて冷凍保存すればOK。
- 乾燥のものでもOK。香り付けなので、あると美味しいですが、なくてもOK。生のものを買ってきて、余ったら洗って水気を拭いて冷凍保存可能です。
- 白ワインビネガーはなければお酢でもOK。
- 白ワインは料理用の安いものでOK。白ワインは、パスタや洋風のお肉を焼く時などに使うので、1本あると便利です。安いものだと300〜400円程度で売られています。
作り方
にんにくは、包丁の腹をのせ上から手でバンっと叩いて潰す。
潰すと皮が破けるので皮を剥く。
フライパンにオリーブオイル 大さじ2を弱火で熱し、にんにくを焼く。オリーブオイルにニンニクの香りを移し、ニンニクオイルにする。油が温まればOK。(補足1)
鶏肉は食べやすい大きさに切って、塩ふたつまみを揉み込み、小麦粉をつける。余分な粉は叩いて落とす。(補足2)
にんにくを熱したフライパンに粉をまぶした鶏肉を入れ、ローズマリーを加える。
両面こんがりするまで強めの中火〜強火で焼く。
鶏肉を焼いている間にじゃがいもを一口大に切る。
鶏肉を裏返すタイミングでじゃがいもを加えて一緒に焼く。(補足3)(補足4)
鶏肉が両面こんがりしたら、白ワインビネガー 大さじ3、白ワイン 大さじ3を加えて、強火で煮詰める。(補足5)
白ワインビネガーと白ワインがほとんどなくなって、とろっとしてきたら、水200mlを入れて沸騰したら中火で10分煮込む。(補足6)
補足
- にんにくは潰すと香りが豊かになるので、是非潰してから入れて下さい。また、皮が割れるので薄くて剥くのが大変な皮剥きが一瞬で終わります。にんにくを焼く時は、強火にするとにんにくがすぐに焦げてしまうので、弱火〜中火で。
- 鶏肉に粉を塗す時は、ポリ袋を使って、シャカシャカ振ってまぶしてもOKです。粉をつけることで、①ソースにとろみが出る、②肉の旨味を閉じ込める、効果があります。
- 焼いている間に、にんにくとローズマリーが焦げそうだったら、お肉やじゃがいもの上に乗せておいて下さい。それでも焦げそうな場合は、一旦取り出してOK。煮込むときに再度入れて下さい。
- お肉は表面がカチカチで、しっかり焼き色が付くまで焼いて下さい。焼いている時はあまり触らず、放置でOK。この焼き色により、お肉の旨味を閉じ込めて、水で煮込んだ後でも煮物の様な食感にならず、しっかりとしたお肉の食感を楽しむことができます。
- 白ワインビネガーと白ワインはこんなに入れるの?と一瞬思う量ですが、しっかり煮詰めれば味がまろやかになってアルコール分も飛ぶので大丈夫です。
- 時間があれば、30分以上煮込んでOKです。今回は時短でカチャトーラを作るレシピにしているので、さっと煮込んで終わりにしてあります。水と油が分離しない程度にポコポコとする中火程度の火加減で煮込んでください。あまり強火だと水と油が分離してしまいます。